アパレル企業から未経験でTesTee・リサーチディレクターへ。大幅キャリアチェンジで得た新たなやりがいとは

TesTeeで共に働くメンバーについて、どんな思いを持って働いているのかを紹介していく「#Members」。

今回は、リサーチ事業部・リサーチディレクターの小川さんに、転職の経緯や、入社後1年の歩みについてインタビューを行いました。

新たなスキルを手に入れるためTesTeeのリサーチディレクターへ

——小川さんは新卒でアパレル企業へ就職されています。どんな軸をもって就職活動をされていたのですか?

大学時代はメディア学を専攻していて、将来はマスコミ系に進むことを考えていました。ただ、昔から洋服も好きだったのでアパレルの道も考えていて、大学時代にどちらもアルバイトで経験してみよう!と、テレビ局とアパレルの店舗で働いてみたんですよね。

実際に現場を見てみると、テレビ局は楽しいながらもすごくハードで。アパレルの現場のほうが楽しく、自分の適性に合っている感じがしたので、新卒の就職先としてはアパレル企業を選びました。

——新卒で入社した会社で8年働かれていますよね。1社目としては比較的長めのご経歴かと思いますが、なぜ長く続けられたのでしょうか?

入社から4年ほどは店舗スタッフ、そこから2年ほど副店長に、最後は店長として店舗勤務をしていました。もともと人と接するのが大好きだったので、人と話すことがベースの接客業はすごく楽しく、自分に合っていました。

毎日違うお客さんが来て、そのたびコミュニケーションを取って商品をおすすめして、購入してもらう。変わらない毎日のように見えて、中身は毎日違うので、やりがいを感じて働いていました。

——転職をしようと思ったのはなぜだったのですか?

仕事そのものは好きだったのですが、サービス業だったこともあり勤務形態がシフト制で、時間や休みが読めないことを少しずつストレスに感じるようになっていきました。立ち仕事だったので、ずっとアパレルを続けるのは体力的にも難しいのではないかとも思いました。

アパレル業界での経験に一定満足していたこと、当時20代最後の年で新しいスキルを身につけるのであれば最後のチャンスではと思ったことも影響し、転職を決意しました。

——当時、どのような軸で転職活動をしていましたか?

正直これという明確な軸があったわけではありませんでした。ただ、課題に感じていたシフト制の働き方は改善したかったので、土日休みはマスト。また、これまでお客さんとのコミュニケーション力を培ってきていたので、それが生きる仕事がいいなと思っていました。

また、接客業は十分経験できたと思っていたので、接客業ではなくデスクワークにチャレンジしてみたいとも思っていました。

——TesTeeのことはどのように知りましたか?

利用していた転職エージェントが紹介してくれました。TesTeeだけではなくいくつかの企業を紹介してくれていて、アパレル企業のコーポレート職なども案内してくれていました。ただ、転職するなら新しいことにチャレンジしたいと思っていたので、これまでとガラリと仕事内容が変わるTesTeeに惹かれたんですよね。

もちろん業界が大きく変わることへの不安もありました。ただ、エージェントさんからTesTeeでの仕事内容を聞いてみると、定性調査として人と話をしてニーズを探ったり、モニターのご案内をしたり、今の仕事の接客スキルが生きるところも多そうで。通ずる部分があるのかなと感じ、受けてみることにしました。

——面接を受け、TesTeeのどんなところに惹かれましたか?

アパレルで働いていたときは、お客さんが何を求めているのか、同じショッピングモールに入っている周りのお店でどんなものが売れているのかを分析しながら、店頭のディスプレイを組んだり、お客さんに商品の提案をしたりしていました。

それを「マーケティング」というと大げさかもしれませんが、どうやって物を買ってもらうのかは店舗に立ちながら常に考えてきました。調査を通して分析を行い、マーケティングを支援するTesTeeだったら、より多くのお客様に対して広い支援が行えるのでは、とワクワクしたのを覚えています。

丁寧なオンボーディングがあったから、入社前の不安を解消できた

——入社時のエピソードで印象的だったことはありますか。

面接の段階からいい意味で距離の近い会社だなと思っていたのですが、入社して改めて風通しのよさを感じました。フランクだけれど、ウェット過ぎない。明るくコミュニケーションが取りやすい雰囲気でした。

入社してすぐはスキルに関する不安はありました。前職でもPCは使っていましたが、最低限WordやExcelが使える程度。TesTeeの仕事はデスクワークで、基本的に常にPCに向き合うことになるので、ついていけるかな…と。でも、やってみないことには習得できないとは思っていたので、わからないことは積極的に質問しながらとにかくトライを重ねて不安を解消していきました。

——改めて、小川さんが現在担当しているお仕事を教えてください。

わたしは現在、リサーチディレクターとして「定性調査」という調査を担当しています。「調査」と聞いて一般的にイメージされるのは、アンケートを通してたくさんの人の声を拾い、データ化していく「定量調査」かもしれません。一方で「定性調査」は消費者やユーザーなどにヒアリングを行い、一人に対して深く意見を聞くものです。

わたしはクライアントからご依頼いただいた定性調査の運営を担当していて、クライアントとのやり取り、調査票の確認、アンケート画面の作成、モニターの方との連絡、インタビュー当日の立ち合いから謝礼ポイントの付与まで一気通貫で担当しています。

——定性調査は、どのような企業がどんなニーズで依頼してくださるのですか?

企業によってさまざまですが、わたしは主にエンタメ系の企業さんからの案件を多く担当しています。たとえば、モニターの方に開発中のコンテンツの映像を見てもらって、キャラクターや世界観についてどう思うか、惹かれないとしたらそれはなぜなのか、どうするのが良いのかなどを深掘りしていきます。

——前職のアパレルではお客さんに対して深掘りして聞いていくことはあまりないですよね?

いえ、実は意外と多いんです。たとえば店頭でお客さんがカバンを手に取るとき、多くの場合大きさや色に共通点がありますが、ご本人がそれに気づいていないケースもあるんです。そこで「PCを入れるんですか?」「リュックよりもトートのほうがお好みですか?」「洗いたいですか?」のようにライフスタイルや好みを深掘りをして、一緒に気に入るものを探していきます。

コミュニケーションを通して好みを引き出す経験は、今の定性インタビューにも生きているように思いますね。

——入社して初めて任された仕事はどんなものだったか覚えていますか?

研修期間を経て実案件で初めて担当したのは、とあるアプリの定性調査でした。同じチームの先輩ふたりについていただき、アプリのモニターになれそうな方のリクルーティング、モニターの方とのやり取り、当日の運営などを担当しました。今は最初から最後までひとりで案件を回すことができますが、最初は不安も大きかったので、丁寧に教えてくださって安心できました。

——懸念されていたPCスキルや働き方の変化についてはいかがでしたか?

まず、PCスキルや未経験であることの不安については、丁寧にオンボーディングしてくださったことで解消できました。

わたしのトレーナーとしてついてくださった先輩は、前職もリサーチ会社だったので、TesTeeのリサーチについてはもちろん、リサーチ業界全体についてもとても詳しく、たくさんのことを教えてくださいました。

リサーチでは集計や分析に他の業界ではあまり使わないツールを用いることもあるのですが、PCスキルすらもよちよちのわたしに手取り足取り教えてくれました。また、毎日必ずわからないことを聞く時間を作ってくれていたので、わからないことをわからないままにしてしまうことがありませんでした。入社から1年ほど経ちますが、今一人で調査や運営をできているのは、あの時間があったからこそだと思っています。

未経験でも、不安を楽しめる力があれば大丈夫。勇気を持って一歩を踏み出してほしい

——TesTeeでのやりがいを教えてください。

調査結果を反映したサイトやアプリがリリースされました!というご報告をクライアントから聞くのが一番のやりがいです。また、調査をしたことで数値が改善された、というお話を聞くのもうれしいですね。

私たちが提供しているのは調査やマーケティングなので、目に見える商品ではありません。でも、数値が改善されたり、調査を通して課題が見えたと感謝されたりするとやりがいに感じますね。

——印象深かった仕事はありますか?

どれも思い入れのある仕事ですが、一番印象的だったのはタイトなスケジュールで依頼をもらった案件です。短い期間で多くの人にインタビューしなければならず大変だったのですが、納品後クライアントから「無理を承知でお願いした案件だったのに、これだけの方に案内してくださってありがとうございます」とすごく感謝していただいて。

それをきっかけにそのクライアントさんとは長くお付き合いをしており、毎回「ありがとうございます!」と温かい言葉をいただいています。

あとは、TesTeeに転職したことでライフスタイルが変わったこともうれしかったことのひとつかな。アパレルの仕事をしていたときはシフト制だったので、基本的に土日休みはなく、家に帰れるのが深夜になってしまう日も多くありました。

思い切ってキャリアチェンジをしたことで仕事終わりに友だちとご飯に行ったり、旅行に行ったりできるようになって、リフレッシュがうまくできるようになりました。プライベートが充実するからこそ仕事が頑張れるし、モチベーションになると感じています。

——小川さんの今後の目標を教えてください。

まずは、「モデレーター」と呼ばれる、定性調査でヒアリングをする役割のスキルを高めていきたいと思っています。

中長期では、案件の割り振りやマネジメントを行うリーダーのようなポジションになっていくことも考えています。ただ、今は窓口としてモニターの方とコミュニケーションを取ったり現場を回したりするのがとにかく楽しいので、まずは現場を極めていきたいですね。

——未経験からTesTeeのリサーチディレクターへの転職を考えている方へ、メッセージをお願いします!

未経験からの転職は、誰しも不安だと思います。特に私のように、アパレルや飲食などの現場からデスクワークにキャリアチェンジする場合は、「自分にできるのだろうか」と考えることも多いのではないかと思います。

ですがその不安をいかに楽しみに変えられるかが、次のキャリアを豊かにしていくカギになると思っています。新しいチャレンジに不安になるのは誰でも同じ。TesTeeは楽しみながら新しいことに挑戦できる環境が整っていると思うので、勇気を出して一歩踏み出していただけたらなと思います!

小川さん、ありがとうございました!

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