〈1on1〉導入方法と重要なポイントを代表に聞きました。

こんにちは。テスティー広報の小林です。

今回はテスティーで行われている1on1ミーティングに関してご紹介します。

1on1をなぜ始めたのか、企業の成長とともにどう形を変えていったか
代表 横江優希さんに始めたきっかけやどのような点を重視しているかなどをインタビューしました。

1on1制度を始めたきっかけ

まず、1on1について簡単にご紹介します。

1on1(ワン・オン・ワン)とは
上長と部下1対1による週1回程度のミーティングを指します。
上長が部下の直面している課題の解決や目標達成への支援を目的に行われ、
部下の内省を支援し、経験学習のサイクルを効果的に回す役割を果たしています。

日々の業務において感じたことや学びなどをアウトプットし
上長からフィードバックをもらうことで、さらなる成長につなげる目的があります。

また、社内コミュニケーションが活性化することで、離職率の低下や経験学習の役割を果たすとされています。

テスティーの1on1

テスティーでは2017年から現在まで1on1を続けています。

当初は紙に話したことを書き出して
現状の把握、個人で目指すスキルレベルや、会社のメンバーとして学ぶべき部分などを話しました。

各個人によって話す内容は様々ではありますが、メンバーが増えてもこの文化を継続するためにテスティーの1on1は変化を続けています。

1on1で重要なのは、メンター側にかかる時間の負担を考えて「Span of Control(1人が面談を行う人数をおおむね10人までに抑える)」ことや、話すテーマをある程度の範囲で決めておくことと言われています。

現在、テスティーはメンター6名、対象者は雇用者(インターン、アルバイト、フルタイム)全員となっています。

始めたきっかけは「自分に意識を向けられていることを認識して欲しい」と思ったから

1on1の導入きっかけ、コミュニケーションについて。

まず、テスティーではいつから1on1をはじめましたか?
横江
2017年の1月くらいからです。それまでは人数が少なく(*2017年以前は社員5名程度)毎日1on1のような状態だったので。
1on1が話題になったのは最近なイメージですが、どこで知りましたか?
横江
確か、ネットの記事で見かけてこれはいいな、と。
横江
仕事の悩みのほとんどは人間関係に起因すると言われているから、今のうちにはじめておけば組織が拡大しても自然と広まると思ったのですぐ導入しました。
最初の1on1はどんな風に行なっていましたか?
横江
最初は1人づつに時間をとってもらって、面談は紙に書きながら進めました。方法は手探り状態だったものの自分に意識を向けられていることを認識して欲しいと思って。
私(小林)は2017年に正式に入りましたが、毎週話すのが楽しかったのを覚えています。悩みの要素分解を一緒にしてくれるような時間だなと。
横江
普段のコミュケーションも大事だけど、改めてきちんと話すことってきっかけがないとしないと思うので、あえて話す時間をとるのは質や量を考えるよりも効果があると思います。

話す内容を事前に考えることは「自分の人生を考える時間」になる。

1on1を継続することによって得られる効果

実際に2017年から1on1を行なっていて会社や組織、個人にとってどんな効果があったと思いますか?
横江
まず、全体的に精神衛生上いい効果があるな、と思っています。企業側のメリットは「離職のリスクが下がる」と言う点、そして評価軸として「イベントにスポットを当てて早い段階で軌道修正、褒めることができる」という点です。
1on1で離職のリスクが下がるというのは?
横江
テスティーでは評価月が年に2回あるのですが、その間にも様々な出来事があります。そのガス抜きをすること、不満の解消をする場にすることはもちろん、「言っても変わらない」「言っても価値がないな」と思わないでもらうようなコミュニケーションと信頼を築くことができると思います。
横江
もう1つのイベントにスポットを当てると言うのも、半年間ためていたらあえて口に出さないようなことでも週次や月次だと報告しやすい。それらに対して早い段階でフィードバックができます。
確かに、半年前にあったことについてフィードバックをもらうならその時に言って欲しいと思いますね。笑 1on1を受ける側にとってはどんな効果がありますか?
横江
まず、テーマを考えるようになると言うのは大きいと思います。
1on1があるな、と思ったら仕事や自分の人生、これからのキャリアなどを自分ごとに落とし込んで議題を考えないといけない。それは、自分の人生を考えるきっかけになると思っています。
1on1のテーマは決まっていないんですか?
横江
宿題として何かを考えてきてもらうこともあれば、全くの手放しで話したいことを話してもらったり、人生の悩み相談を受ける回もあります。そこはあえてかっちりしないことが制度を根付かせる時には大事だと思います。

全てを決めずに、会社やメンバーに合った方法を試し続ける

1on1の始め方、メンターの選出方法について

これから1on1導入を検討している人、企業にアドバイスはありますか?
横江
とりあえず、腹決めすることですかね。どんな規模の会社でも社長とマネージャー陣などでやることを決める。時間を言い訳にしていたら始まらないので、とにかく組み込む。笑
頻度などはどうやって決めていますか?
横江
最初は全員と週に1度、30分程度で行なっていました。今は人によって様々です。6人いるメンターがそれぞれの個人に合わせて月に1回以上と言う条件でフレキシブルに対応しています。
メンターはどうやって選出しましたか?
横江
自分、各チームごとのマネージャー、そして人数の多いチームに関してはリーダーを設けて人数の拡大とともに対応しています。
メンターに必要なスキルや素質などがあったら教えてください。
横江
そうですね、心がけとしては部下をもつ時と同じだと思います。キャリアの相談を受けた時にちゃんと返せるようにしておく、とか。自分自身もマネジメントレイヤーを上げていく意識を持つことも大事だと思います。

あとがき

今回は、1on1について代表にインタビューをしました。
現在はシートにて管理していますが、当初は紙ベース。1週間に1度行なっていた時の紙を実は全て保管しています。

見返してみると自分の成長が実感できるのはもちろん、その時に持っていた課題がわかって自己評価の際にも役立っています。

1on1に関しては引き続きメンターやメンバーにもその効果などをインタビューしていきます!

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